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[富士見ファンタジア文庫]生徒会の金蘭 / 葵 せきな

2011年12月08日
生徒会の金蘭  碧陽学園生徒会黙示録6 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6 (富士見ファンタジア文庫)
葵 せきな 狗神 煌

富士見書房 2011-10-20
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 2年B組のこのまま過ぎ去るかと思われた日常が崩壊した時。


あらすじ
「私達は今、とても大切な時期にあります」
 私立碧陽学園生徒会――そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、変革を求められる時期が訪れていた。シリーズも終盤へ突入した今だから、出来ることがきっとあるはずだ。さあ「生徒会の一存」の新たな可能性を見つけ出そうじゃないか。失敗を恐れてはいけない、挑戦し続ける勇気が人を成長させる!
 だから……許して欲しい。中目黒善樹の女装姿を。一瞬「あれ、新キャラ、美少女!?」って思ったあなたも、怒らないで欲しい。そして逃げずに、この本をレジまで。ねっ、お願いします! だって彼、本当にいい奴なんですよ。2年B組編も、ついに決着!?
 後ろ、追いかけたいんじゃない
 横とか、場合によっては、前を歩きたい


 たとえそれが、分の悪い戦いでも


 ※あらすじがあらすじになっていないのはご愛嬌。内容に女装中目黒は出てきません。

 『生徒会の一存』の番外編シリーズ、第6作目。
 番外編ではいわゆる『生徒会』ではなく、杉崎と深夏の在籍する2年B組、または真冬の在籍する1年C組のストーリーをメインとしている。とは言っても、最初の頃の『日常』や『月末』では、あまりその傾向は見られなかったが。
 今回『金蘭』では、ドラゴンマガジンに掲載された短編を4つと、2年B組編の最終回となっている。番外編と言うにはちょっと巻数がありすぎる気もするが。

 生徒会の会議についてはいつも通りにぶっ飛んだ会話。初期の時ほどギャグに面白さが感じられないのは、セッキーナの文体に慣れてしまったが所以なのか。
 文章は至って読みやすいので問題は無いけれども、なんだろう。ギャグのパターンがワンパターンなのだろうか。毎回違うはずなのに、何故かワンパターンに見えるんだよなぁ。キャラの性格がわかりやすいからだろうか。そうなのだろう。



NEC_0181.jpg

 そして、今巻で特筆すべきは、『2年B組』の最終回(の後編)。ちなみに前編は前巻の『木陰』に収録されています。
 最初の頃は季節の描写なんかも無かったから、ずっと会話ばかり続けていくのかなと思いきや、ちゃんと終わりがあるのでビックリした。
 この最終回は、学年が進級する少し前の話で、杉崎、深夏、宇宙巡、宇宙守、そして中目黒ら5人の関係がぐっと変わる。
 宇宙姉弟と中目黒の決意や行動のほどは、見ていてハラハラさせられるほど。ニヤニヤ出来るかと思いきや、涙腺にダメージを与えてくるとは。
 生存シリーズを途中でリタイアした人には、番外編の2年B組シリーズだけでも読んでもらいたいレベル。

 後書きでセッキーナが、この2年B組の話が金蘭のページ数のおよそ半分を費やしたことから「もはや生徒会のタイトルを冠していいのか……」と言っているが、内容のジャンル的にも『生存』と言いづらく、完全に不意打ちだった。だがそこがいい。
 よく考えてみたら、『マテリアルゴースト』という前科があるんだったよ……。

 ずっと立ち止まって、このままゆるく行くのかなと思ってた5人組。
 前を向いて歩きだす、その気持ちの整理を付けたらこんなにドラマチックになるなんて思わなかった。本当に驚いた。

 セッキーナ曰く、「本編の最終巻よりも『金蘭』の方が最終回っぽい」とのこと。これはひどい。


 個人的評価:B+



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